IT会社に20年勤めた。
それなりに経験を積んで、それなりに仕事もできるようになった。でも50代に差し掛かったころ、気づいたら疲れ果てていた。
転職先も決めずに、勢いで辞めた。
■ 辞めるだけで、こんなに大変だとは思わなかった
退職を決めてから、いろんなことを調べた。
住民税の一括請求。国民健康保険への切り替え。任意継続とどっちが得か。国民年金の免除申請。失業給付がいつから入るのか。確定申告が必要かどうか。
調べるたびに「計算式」が出てくる。でも自分の数字にあてはめようとすると、また別のページ、また別の計算式。
結局「だいたいこのくらい?」という数字すら、退職前につかめなかった。
辞めた後に届いた住民税の納付書を見て、正直ちょっと焦った。
■ 辞めてみて、気づいたこと
フリーになって、IT業界以外の人と話す機会が増えた。
中小企業の経営者。個人でセミナーを開いている人。地域の団体で活動している人。
話を聞いていると、まだまだITに疎い人はたくさんいる。
AIなんて触ったことがない。ExcelはあるけどVLOOKUPはわからない。チラシを作ろうとしたらWordのレイアウトが崩れた。そんな話がざらにある。
20年ITの現場にいた人間から見ると「え、そこから?」と思うことも正直ある。でも同時に、「それはしんどいよな」とも思う。
ツールの使い方がわからないせいで、本当にやりたいことに時間が使えていない。そういう人が、まだまだたくさんいる。
■ 暇なので、ツールを作ることにした
退職後の暇な時間に、ふと思った。
「自分が困ったこと、ITに詳しくない人が困っていること、それをそのままツールにしたらいいんじゃないか」
難しい操作はなし。入力してボタンを押すだけ。それだけで使えるもの。
20年のIT経験で身についた「作る力」を、ITに疎い人のために使えたら——そう思って始めたのが、Rinato-Lab です。
Rinato-Lab|自分が欲しかったツールを、ひとつずつ。
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